インフルエンザ:今季初の集団感染--大館の幼稚園 /秋田 [インフルエンザ2010年11月]
県健康推進課は1日、大館市の幼稚園で、今季初の季節インフルエンザ集団感染が発生したと発表した。いずれも軽症という。
同課によると、幼稚園では10月28日から園児13人、職員3人にインフルエンザのような症状がみられ、欠席者が増えたため同園は1日から6日まで休園となった。調査の結果、園児らが感染していたのはA香港型ウイルスとわかった。同課はワクチン接種やうがい手洗いでの予防を呼びかけている。【2010年11月2日 毎日新聞 地方版】
同課によると、幼稚園では10月28日から園児13人、職員3人にインフルエンザのような症状がみられ、欠席者が増えたため同園は1日から6日まで休園となった。調査の結果、園児らが感染していたのはA香港型ウイルスとわかった。同課はワクチン接種やうがい手洗いでの予防を呼びかけている。【2010年11月2日 毎日新聞 地方版】
インフルエンザ:今季初の休園--那賀の幼稚園 /徳島 [インフルエンザ2010年11月]
県感染症・疾病対策室は2日、那賀町阿井の「あい幼稚園」でインフルエンザの症状による欠席者が増え、4、5両日に休園すると発表した。インフルエンザとみられる症状で休校や学級閉鎖などの措置がとられるのは今年度初めて。
県によると、10月27日ごろから欠席者が増え始め、11月2日には全17人の園児のうち7人がインフルエンザ様の症状で欠席したという。県は「流行シーズンに入ってきたので、うがい、手洗いを徹底してほしい」と注意を呼びかけている。【2010年11月3日 毎日新聞 地方版】
県によると、10月27日ごろから欠席者が増え始め、11月2日には全17人の園児のうち7人がインフルエンザ様の症状で欠席したという。県は「流行シーズンに入ってきたので、うがい、手洗いを徹底してほしい」と注意を呼びかけている。【2010年11月3日 毎日新聞 地方版】
鳥インフルエンザ:強毒性検出 全国で警戒必要--北大・喜田教授 /北海道 [インフルエンザ2010年10月]
強毒性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたふんを採取して調査したのは北海道大大学院獣医学研究科の喜田宏教授(66)らのグループ。喜田教授に話を聞いた。
鳥インフルエンザウイルスは、ウイルスと共生関係にあるカモが運び、ウズラなどの陸生の鳥を介してニワトリに感染。さらに養鶏場でニワトリ同士で感染を繰り返し、高い病原性を持ったウイルスとなる。
こうした鳥間の感染は中国などで水生、陸生の鳥が集められた市場で起きやすい。今回、北から来た鳥のふんからウイルスが初めて検出されたが、ウイルスが逆に渡り鳥に感染し、春に北へ運ばれて、シベリアやアラスカなどの湖沼で生き残っているということ。そのウイルスに今度は別の渡り鳥が感染し、北方から運んできているのではないか。
鳥インフルエンザウイルスはほとんど人間にはうつらない。人間の死亡例が多い中国やインドネシアではウイルスが濃くなっており、人にもうつりやすいが、感染するのは特殊な遺伝子特性を持った人たちだけで何百万人に1人という程度だ。
ただ、カモは今後、本州へ南下する。日本全国の養鶏農家は警戒が必要だ。国は疫学調査をきちんと行い、感染した場合は、養鶏場の鳥の移動を制限して犠牲になってもらい、養鶏農家にはきちんと補償するという方法で正常化すればいい。そうした意味では特に何も恐れることはない。【2010年10月28日 毎日新聞 地方版】
鳥インフルエンザウイルスは、ウイルスと共生関係にあるカモが運び、ウズラなどの陸生の鳥を介してニワトリに感染。さらに養鶏場でニワトリ同士で感染を繰り返し、高い病原性を持ったウイルスとなる。
こうした鳥間の感染は中国などで水生、陸生の鳥が集められた市場で起きやすい。今回、北から来た鳥のふんからウイルスが初めて検出されたが、ウイルスが逆に渡り鳥に感染し、春に北へ運ばれて、シベリアやアラスカなどの湖沼で生き残っているということ。そのウイルスに今度は別の渡り鳥が感染し、北方から運んできているのではないか。
鳥インフルエンザウイルスはほとんど人間にはうつらない。人間の死亡例が多い中国やインドネシアではウイルスが濃くなっており、人にもうつりやすいが、感染するのは特殊な遺伝子特性を持った人たちだけで何百万人に1人という程度だ。
ただ、カモは今後、本州へ南下する。日本全国の養鶏農家は警戒が必要だ。国は疫学調査をきちんと行い、感染した場合は、養鶏場の鳥の移動を制限して犠牲になってもらい、養鶏農家にはきちんと補償するという方法で正常化すればいい。そうした意味では特に何も恐れることはない。【2010年10月28日 毎日新聞 地方版】
新型インフルエンザを今季初検出 【高知】 [インフルエンザ2010年10月]
鳥インフルエンザ:北海道で検出 宮崎で防疫対策会議 衛生管理徹底など確認 【宮崎】 [インフルエンザ2010年10月]
県は28日、北海道でカモのふんから鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受けて養鶏業者などを集めた防疫対策連絡会議を宮崎市内で開き、衛生管理の徹底や危機管理体制など警戒と対策強化を確認した。
養鶏業者や県の家畜保健衛生所職員ら関係者約50人が出席した。韓国など海外での発生状況を踏まえ、ウイルスを運ぶ野鳥などの野生動物が鶏舎に侵入しないよう防鳥ネットの設置や清掃、鶏の健康管理の徹底を呼び掛けた。
県は今後、100羽以上を飼育する養鶏場への巡回指導や、飼養羽数の報告など警戒に努める。また、先月末の農水省の通知に基づき、県内29農場で臨床検査や血清抗体検査による監視を続けている。
約400羽を飼育する都城市の養鶏業者は「口蹄疫(こうていえき)に続いて鳥インフルエンザまで起きれば宮崎の畜産はだめになる。防疫を徹底するしかない」と話していた。【2010年10月29日 毎日新聞】
養鶏業者や県の家畜保健衛生所職員ら関係者約50人が出席した。韓国など海外での発生状況を踏まえ、ウイルスを運ぶ野鳥などの野生動物が鶏舎に侵入しないよう防鳥ネットの設置や清掃、鶏の健康管理の徹底を呼び掛けた。
県は今後、100羽以上を飼育する養鶏場への巡回指導や、飼養羽数の報告など警戒に努める。また、先月末の農水省の通知に基づき、県内29農場で臨床検査や血清抗体検査による監視を続けている。
約400羽を飼育する都城市の養鶏業者は「口蹄疫(こうていえき)に続いて鳥インフルエンザまで起きれば宮崎の畜産はだめになる。防疫を徹底するしかない」と話していた。【2010年10月29日 毎日新聞】
鳥インフル:カモのふんからウイルス検出 【北海道/稚内】 [インフルエンザ2010年10月]
環境省は26日、北海道稚内市の大沼で採取されたカモのふんから、強毒性の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が検出されたと発表した。周辺でウイルスで死んだと見られる野鳥は見つかっていない。
同省によると、北海道大が今月14日に研究の一環で大沼でふん183検体を採取。このうち2検体から強毒性のH5N1型ウイルスが検出されたため、同大が同省に報告した。国内では04年3月以降、クマタカやオオハクチョウなど野鳥の死骸(しがい)から強毒性のウイルスが検出されたケースはあるが、ふんから検出されたのは初めてという。
同省や北海道、北海道大は、ふんが採取された地点から半径10キロ以内で野鳥に異常があるかどうかを確認するとともに、他のふんも採取してウイルス保有状況を調査。また専門家と連携し、カモの飛来状況などを調べる。
強毒性のウイルスが検出されたことを受け、北海道は半径10キロ以内にある農場1カ所に立ち入り検査し、アヒルなどの家きん10羽すべてに異常がないことを確認した。また稚内市は感染拡大防止のため、26日午前10時から、大沼への進入路を通行止めにした。
同省鳥獣保護業務室は、大沼周辺でウイルスが原因と見られる野鳥の死骸は見つかっていないことなどから、「現段階では、鳥インフルエンザで鳥が大量に死ぬ危険性は高くない」と見ている。【2010年10月26日 毎日新聞】
同省によると、北海道大が今月14日に研究の一環で大沼でふん183検体を採取。このうち2検体から強毒性のH5N1型ウイルスが検出されたため、同大が同省に報告した。国内では04年3月以降、クマタカやオオハクチョウなど野鳥の死骸(しがい)から強毒性のウイルスが検出されたケースはあるが、ふんから検出されたのは初めてという。
同省や北海道、北海道大は、ふんが採取された地点から半径10キロ以内で野鳥に異常があるかどうかを確認するとともに、他のふんも採取してウイルス保有状況を調査。また専門家と連携し、カモの飛来状況などを調べる。
強毒性のウイルスが検出されたことを受け、北海道は半径10キロ以内にある農場1カ所に立ち入り検査し、アヒルなどの家きん10羽すべてに異常がないことを確認した。また稚内市は感染拡大防止のため、26日午前10時から、大沼への進入路を通行止めにした。
同省鳥獣保護業務室は、大沼周辺でウイルスが原因と見られる野鳥の死骸は見つかっていないことなどから、「現段階では、鳥インフルエンザで鳥が大量に死ぬ危険性は高くない」と見ている。【2010年10月26日 毎日新聞】
インフルエンザが流行の兆し 【北海道/苫小牧】 [インフルエンザ2010年10月]
胆振東部で、早くもインフルエンザの流行期に入った。苫小牧保健所(苫小牧市、厚真町、安平町、むかわ町、白老町)の医療機関定点調査で、18~24日の患者数が35人を数えた。前週は1人だった。苫小牧市内では学級閉鎖の出ている。
保健所によると、流行しているインフルエンザはA香港型。感染は乳幼児に多く、3~5歳がそれぞれ7人を数え、6歳も4人出ている。2歳と11カ月までが2人という。
患者数は、決められた医療機関からの報告を基に集計し、インフルエンザの場合は一定点当たりの患者数が「1」になると流行期に入ったと判断、「10」で注意報、「30」を超えると警報を発令する。苫小牧保健所管内の調査対象は八つで、一定点当たり4.38。注意報レベルにぐんと近づいた。
苫小牧市内では、小学校の1クラスが閉鎖(21日午後~24日)された。
一方、浦河保健所管内は、26日付でインフルエンザ注意報を発令した。一定点当たり15に達したためだ。報告患者数30人のうち21人が乳児を含む子どもたちで、乳児施設1カ所が26~29日、1中学校の1年生を、学年閉鎖(28~31日)とした。
苫小牧保健所は患者の急増を受け、医師会や医療機関に文書で報告するとともに、「うがい手洗いと十分な睡眠で予防し、重症化を防ぐためのワクチン接種が有効」と呼び掛けている。【2010年10月29日 苫小牧民報】
保健所によると、流行しているインフルエンザはA香港型。感染は乳幼児に多く、3~5歳がそれぞれ7人を数え、6歳も4人出ている。2歳と11カ月までが2人という。
患者数は、決められた医療機関からの報告を基に集計し、インフルエンザの場合は一定点当たりの患者数が「1」になると流行期に入ったと判断、「10」で注意報、「30」を超えると警報を発令する。苫小牧保健所管内の調査対象は八つで、一定点当たり4.38。注意報レベルにぐんと近づいた。
苫小牧市内では、小学校の1クラスが閉鎖(21日午後~24日)された。
一方、浦河保健所管内は、26日付でインフルエンザ注意報を発令した。一定点当たり15に達したためだ。報告患者数30人のうち21人が乳児を含む子どもたちで、乳児施設1カ所が26~29日、1中学校の1年生を、学年閉鎖(28~31日)とした。
苫小牧保健所は患者の急増を受け、医師会や医療機関に文書で報告するとともに、「うがい手洗いと十分な睡眠で予防し、重症化を防ぐためのワクチン接種が有効」と呼び掛けている。【2010年10月29日 苫小牧民報】