飼い犬もインフルにご注意 新型ウイルス感染を確認 [インフルエンザ2010年11月]

世界中で流行した新型インフルエンザウイルスが、日本でペットとして飼われている犬に感染していたとの調査結果を堀本泰介東京大准教授と山口大、麻布大の研究チームがまとめた。7日から徳島市で開かれる日本ウイルス学会で発表する。

堀本さんは「インフルエンザにかかった飼い主からの感染や、動物病院での感染が疑われる。犬や猫のインフルエンザも重篤になる場合があり、これからの季節はペットの健康にも十分な注意が必要だ」と話している。

堀本さんらは、2009年4月~今年7月に山口大動物医療センターと麻布大付属動物病院に来院したペット犬計366匹から血液を採取。人間で広がっている新型ウイルスや季節性のA香港型ウイルス、鳥や犬で広がっているインフルエンザウイルスについて、感染歴があることを示す抗体があるかを調べた。

その結果14匹(3・8%)は新型への抗体があり、8匹(2・2%)はA香港型への抗体があった。ほかのウイルスには陰性だった。【2010年10月5日 共同通信】



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